COMPAQ ProLiant 1000
(Pentium-60 PC-SERVER)
in もぎとりセンター
by nagan

臓物摘出日 1999年05月03日

某友人から、ジャンクなコンパックサーバがあったら購入しといて..
と頼まれていたので、ちょっと日本橋をうろつきました。
すると、この鯖を発見!!
フルタワーのでえらいサーバ..と聞いていたのでこれに違いない..と即決購入..
ちなみに、友人は、コンパック鯖を運転してまして、コンパック鯖のCPUカードを部品取りしたくて私に頼んだのです。
で、部品取りの様子を、公開します。



全体写真
全体写真

このサーバの筐体は、メッチャカッコいい..
スラ〜っとスリムで、「わしはサーバや、文句あるかワレ!!」という面をしている
こういう生意気なやつは、容赦なく解体しよう..
しかし、この鯖も汚いやつです..


解体の目的
私の友人は、コンパック鯖をdual-CPUで運転したい為に、CPUカードを探してます。
ということで、こいつのCPUカードを部品取りする目的で購入..
はたしてこいつからCPUカードがでるのか?


臓物の摘出の前に...その1
外見から取れそうなパーツを確認しときます。
まず、前からです。

前写真

上から、FDD、CDROM

次、裏です。

後写真

さすが、サーバ機です。いいファンがついてます。
このファンも、自作ケースとかに流用できますね。
では、拡張スロットを上から...
VIDEOカード、LANカード
う〜ん、鯖にしては、カード類が少ない..

あれ?、この手の鯖はビデオがオンボードのはず..
と、バックパネルを確認

バックパネル

ほら、やっぱりビデオがオンボード
それに、SCSIもオンボードですね。

しかし、拡張スロットにVideoが増設されているというこは..
はは〜ん。WindowsNT-Server とかを運転していたのかな?
それで、ビデオスピードのいいものを増設していると..


臓物の摘出の前に...その2
一応、お約束ということで、即解体せずに、本体を軽く振ってみましょう。
こんなでか物でも、振るべしです。
でも、この手のサーバって、重いほど贓物が楽しみなので、ウンショとがんばりましょう
しかし、こいつは重い
うん、こいつは音がしない..


臓物の摘出の前に...その3
この状態で動作確認です。
では、パワーオン
シュイーン、カチカチとディスクが起動しています。
ファンがメッチャうるさいです。
メモリカウントがあがっていく..ワクワク..
あれっ、16Mでとまった..
そのうち、ハードディスクが雄叫びを上げて回ります。
スゲーとよだれを垂らして眺めていたら、WindowsNT-Server 3.51が立ち上がってきた
おいおい、中のシステムがはいったまま、売り飛ばされていたのか?
おっと、これ以上見てはいけない、このサーバを使っていたところがわかってしまう..
と、さっさと電源を切る..
ふう〜、もうちょっとで、目がつぶれるとこだった。
ということで、動作OKです。

あれ?そういえば、起動時のSCSIチェックを確認するの忘れてた
と再度起動...シーン...
????
もう一度パワーオン...シーン...
あれ一度だけの起動なのか? では、再度、ジャンクの神様にお祈りしてパワーオン
おっ、今度は動いた..
ふんふん、SCSIは1Gなのね..
って、1台しか認識されてないじゃん..
って、こんなにでかい図体して1Gだけか?
で、スイッチを切って、もう一度、パワーオン...シーン...
ハハ〜..、こいつって電源の接触かなにかが悪いねんな。
だから起動したりしなかったりすると..


腹を開けましょう
こいつは、簡単に蓋があきます。

まず、フロントパネルを横にパカッと..

フロントパネルを開けたところ

うっ、確かにDISKが一台しか鎮座していない..
気を取り直して、サイドパネルのでかいネジを外す..
では、御開帳〜

御開帳〜

おおっ、結構すっきりしてるやんけ!!
しかし、このHDDベイの横についているでかいファンはなんなのだ?
とにかく、この状態で中になにが入っているか確認します。


臓物の取り出し
では、順番に贓物を取り出していきます。
しかし、「もぎ」がいのないやつです。
中身がスッキリしすぎている。
今回のジャンクはハズレだつたのか?
かなりの軍資金を投下してんぞ!!


HDDの取り出し
とにかくフロントパネルのHDDを取り出します。

セットされている状態

とにかく手前のレバーを引くと..
ガボッ..ひぇ〜、壊したのかと思った..
無事取れました。

贓物のHDD

HDDは、富士通 M2694ESA SCSI 1G のものでした。
で、HDDはたったのこれだけ..
おい、鯖やねんから、もっとディスクを搭載しとけよな!!
ハイエナのし甲斐がないではないか?

ところで、御開帳していきなり気になった、HDDベイの横のファン..

HDD冷却用のファン

これって、本当にHDD冷却用のファンでした。
いや〜、いい作りしてます。さすが鯖ですね。


CDROMを外す
では、順番で、CDROMを外してみます。
とにかく、CDROMと、FDDのケーブルを外します。
ベイの後ろ側

そして、フロントのネジを外します。

フロントベイ

するとカバッと、贓物が取り出せます。
いゃ〜、メッチャ汚い..

FDD、HDD

でてきたCDROMですが、MATSUSHITA CR-503-B
SCSIです。はたして、こいつって何倍速だろ〜


その他カード類を外す
さぁ、これからカード類の部品取りです。
これで、目的のCPUカードが取れるかがわかる..
とにかく、目の前のカード2枚をサクッと外してみました。

video

おおっ、ISA の ET4000 のビデオカードだ..
これって、今となっては超レア物だ..
ということで、私のパーツコレクションにキープ

NIC

これは、コンパック純正のLANカードです。
それも、EISA だ〜

ということは、マザーをチェック..
やっぱり...
こいつって、EISAなのね〜
まぁ〜、ちょい前のサーバは、EISAだから仕方ないか〜

ところで、カードはこれで終わり..
ということは、CPUカードはないのね〜
ということで、この鯖の購入は失敗だ〜


その他、各部の写真
各部の写真です。

筐体の裏の足です

足

これって、いい足してますね。
このサイズならズシッと固定できるというものか..

マザーボード

マザー

なんか、でかいCPUがついてます。
では、CPUのアップ..

でかいヒートシンク

もしや、このサイズは..
と気になったので、COUも外してみました。

CPU

なんと、ペンタ60が出てきました。
ということで、この鯖はペンタマシンということですね。
また、CPUカードではなく、CPUをマザーにセットするタイプだったのです..

SCSIチップ

SCSIは、NCRがオンボードです。

SCSIチップ


SIMMソケット

SIMMはついてませんでした。
ということは、マザーに16Mがオンボードということです。

SIMMソケット


ジャンパの説明

サイドパネルの裏にジャンパの説明がついています。

説明



他にも、電源とかいろいろ部品取りするところはありますが..
こんなサーバを、趣味で集めている方がいたりするので、
FDDだけ元に復元して、個人売買で売ることにしました。
多分、HDDをつけたら動作します。(無責任モード)
しかし、電源が不安定なので、筐体をなにかに流用するのが値打ちあるかも..


摘出贓物の動作確認
HDDをDOS/Vにつけて、ローレベルフォーマット
そして、ベリファイチェック
もちろん、正常動作。
ということで、ばっちり使えました。
もちろん、レアなVIDEOカードも正常動作

しかし、肝心のCPUカードがとれなかったのでシクシクです。
ということは、今回のジャンク購入は失敗なのだ〜



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