TOSHIBA SD-9200 (DVD/DVD-AUDIO/HDCDデッキ)

ヤフオク！で落札されました。つきましては「売却済」となります。

再入荷はわかりません。古物品は時の縁なのでいつ同様の物が当方の手元に巡ってくるかは誰にもわかりません。時々「あの商品の再入荷はあるか？」と問い合わせがありますが、古物品で同等の物が巡ってくることはほとんど無いとお考えください。また似通った商品がいつ入荷するかもわかりません。古物品とはそのようなものです。ご理解くださいませ。

TOSHIBA SD-9200
当方でテストとしたところ、市販のDVDソフト再生OK、市販の音楽CD再生OK、市販のDVD-AUDIO再生OK、市販のHDCD音楽ソフト再生OK、DVD-Rに４倍速で焼きこんだもの認識せず、CDRに６倍速再生OK、CDRに12倍速は認識しないです。
トレーの開閉動作はスムーズです。
概観の程度は良いと思います。天井に一箇所、薄いひっかきキズがあります(パッと見にはわかりません)。フロントパネル部には目立つキズはありません。
しかしながら中古なので重箱の隅をつつくように見ると小キズはあります。概観に神経質な方は避けてください。
リモコン欠品です。当方テスト時は家電量販店頭で売られている汎用リモコンに東芝のDVDの設定をしてそのリモコンを用いました。(当方でテストに用いた汎用リモコンは付属しません)
東芝が景気のいい時代にハイスペック高級機として鳴り物入りで登場したデッキだったと記憶してます。2000年ごろに22万円だったと思います。
当時は、画像はもちろん綺麗だが音質もピュアオーディオにまけずおとらずでもの凄いという評判であこがれのデッキでした。
そんなデッキの存在をすっかり忘れていたのに、ひょんなことからこのデッキと出くわしてしまい入手したのでした。
ちなみに当方はDVDデッキとしてではなく、HDCDデッキとしてどんな音なのよ。と高級CDデッキとしての価値観で興味を示したのでした。

私感といった断りをつけたうえで、私の耳で聞いた音、目で見た色表現は次の感じです。
画質はすごくシャープで綺麗です。特に黒と赤の色表現がすごく綺麗です。赤色がにじみ無くピシッと決まっていると画像が凄く締まって感じます。
音質についてはDVDデッキから出てくる音ではありません。中級機のオーディオ以上の音だと思います。音の深みもあり音像もビシッとあっています。
DVD-AUDIOを再生すると、すごくなまめかしい音を出します。さすがという感じです。
通常のCDソフトは、20万円程度のピュアオーディオCDデッキのような、低音を押しだしのゴリゴリ感はありません。ついては無音の時の静けさや音がしぼんで無音になる時の表現存在感はもうひとつです。
それでも中級のCDプレーヤーより音がいいのか、華のある煌びやかな音、ギターも余韻がなまめかしく温かみを感じる音を感じました。
さて私が気にしていたHDCDですが、当方があまりHDCDソフトをもっていないのでなんともなのですが….
ロック系、クラッシック系では、なんともかんとも凄い音の広がりを感じます。ワイドレンジな録音をしているHDCDは、もの凄い空気感をもって再現されているように感じます。
しかし、avexの浜崎あゆみとか、打ち込み系の音でHDCD録音のものについては、うーん。なんか私の耳が悪いのかすごく歪んだ音に感じてしまいました。
こういう録音なのか、それとも打ち込みなのでレンジが狭いというかピークばかりなのでせっかくのHDCDデコードがあだになってるのか？なんか不満でした。
（音質については個人によって感じ方は違うと思います。参考程度に読んでください。）
相対的にみて音楽CDデッキとわりきってもそこそこいいデッキだと思います。しかし、当方が所有しているデッキと比較しても私のバカな耳では機械入れ替えする価値観を見いだせなくて結局手放すことにしました。

当方でテストした時は、映像はライン接続(アナログのピンケーブル)、音は2chメインライン接続(アナログのピンケーブル)をアンプやTVに繋いだだけです。その他のコネクタは接続テストしてません。

高級DVDデッキとしてみると、最新機種と比較したら今ひとつかも知れません。しかしCDデッキとみてみるとなかなかの代物に思えます。
そもそもHDCD再生できるCDデッキは案外少ないので、そういうデッキにDVDデッキ再生がおまけでついているみたいに割り切って運用するのがいいのかもしれません。
そういった用途で価値観を見出せる方、検討してみてください。