マハポーシャ 486-100 カラーノート
(MAHA GREE740)
in もぎとりセンター
by nagan

切開手術日 1998年10月24日

あの伝説のマハポーシャのマシンです。
人件費0円で販売しているとか、購入するともれなく会員になれるとか、いろんな噂が立っていたあの「マハ」です。
このPCの遍歴です。
    1997年12月にボロボロのものをNetNewsのフリマでジャンクで購入
    当時はまだまた、486のノートが高くて(日本橋中古で10万前後)とても私の軍資金では買えないものでした。
    NetNewsでジャンク品でありながらも、価格が魅力的なので購入に踏み切ったものです。
    また、この「マハ」というプランドの知名度で、売り主もジャンク売りしたとのことでした。
    #これを見ているあなた、「マハ」のことは知ってますよね。
    その後、仕事先や打ち合わせでこのPCを持ち歩き、相手の方が「これが、あのマハマシーンか。」、「さすが、なが〜ン、出所まで怪しいジャンクPCを持っているとは..」と話題にはことかかさないPCでした。
    1998年8月に突然動作しなくなる
    動作しなくなったので、当時、私が所有していたモバイルへんてこPC(AMITY)へと、打ち合わせマシンとして世代交代する。
    そのうち暇になったら修理しよう。とそのままジャンク箱へお蔵入りしました。
    1998年10月24日に修理して動作するようになる
    10月に、ちょっとした軍資金が入り「ペンタのカラーノートPC」購入計画が急浮上する
    で、軍資金追加投入の為、個人売買に本腰を入れるついでに、モバイルへんてこPC(AMITY)も売却、その後、ジャンク箱に売れるものがないかと発掘中に、この「マハ」が目に止まり修理となりました。
    もちろん、修理後は個人売買でジャンク売却予定です。(今、このHTMLを書いている日に、HPにて売りを開始です)
「もぎとり」ではないのですが、この最後の修理をしたときに解体した様子を紹介します。
一流メーカではないノートPCの解体の様子は、なかなかHPでも見かけないので、ジャンクなあなたの情報源になればうれしく思います。



全体写真
全体写真
外装については、かなり程度が悪い(私が入手したときから)
外装が悪い割には、ヒンジ部がしっかりしており、閉じたときに「がた」もなく、きれいに折りたためる
#ThinkPadは、ここが良くつぶれてますね。

腹を割く前に...
即、解体せずに、本体を軽く振ってみましょう。
ノートPCなどの持ち歩くものは、大抵は落下などで、部品破損をおこし「ジャンク」へと変貌します。
カラカラとか音がするようであれば、中で部品が外れている可能性があります。
部品が外れている感触のときは、解体時にパーツを傷つけないように気を付けましょう。
このノートは私は落下させた思い出はないのですが、知らず知らずのうちに、
衝撃を与えてつぶれたのかも知れないので、一応、ふって確認です。
結果は、問題なしです。


動作確認
本当は腹を割いてから、動作確認するのが正解なのですが、ノートはたいていカバーとモニター、
本体でケーブルが密接に繋がっており、これが繋がっていないと動作しないものです。
で、腹を割いての動作確認は一苦労となるので、「駄目元」でここで通電テストしました。
結果は...
「し〜ん」
通電しない、パワーLED点燈しない、空冷ファン回らない、
その他駆動している様子がまったくなし
ということで、「電源系」または「ACアダプタ不良」と不良個所を断定しました。


腹を開けましょう
通常、パソコンは「カパッ」とあけることができます。
それを封印しているネジがあるはずです。
これは、大抵ノートPCでも一緒です。
ただ、ノートPCはネジが異常に小さいので、精密ドライバが必須です。
ノート切開時の鉄則
大抵は、キーボードが脱着可能になってます。
まず、キーボードを取りましょう。
この子は、キーボードの上にスライドの簡単なレバーがありました。
キーボードを外すレバー

キーボードをめくると、本体カバーを止めているネジを確認する
キーボードをめくったところ
!!ここで重大発見!!
なんと、このノートは前ユーザーにて切開された形跡あり
というのは、本来止まっているはずの写真左のネジが止まっていないことが判明

ひっくり返して裏側のネジを外す
裏側のネジを外す

また、おもて向けて先程確認したキーボードをめくったところにあるネジを外す
で、本体カバーをめくろうとしたら、「あれ、まだめくれない..」
と思って確認すると、モニターを取らなきゃ...


モニターを外す
「どうやってモニターをはずのだろう」とモニターを振ってみると...
かぽっ
???...
なんか取れちゃった..(壊したかな?)
と思って、よく確認すると、本体裏側のネジでカバーと共止めされてました。
で、モニターを外したところの各写真です。
モニターと本体

モニター部

モニターとのインターフェース



上カバーを外す
上カバーを外すと、トラックボールとのコネクタがでてきます。
これを丁寧に外しましょう。
本体とトラックボールの接合部


問題個所の確認
いよいよ電源部が出てきたので、問題個所を確認します。
すると、ACアダプタのコネクタ部が断線しているのを確認。
で、前オーナーがはんだで修理してあった形跡が...
問題の電源部
この断線部を結線すると、修理完了です。
あとは、逆の手順で組み立てていくだけです。


動作確認
修理完了したので、パワーオン
当然のように快調に起動してきました。
修理完了
Windows95と壊れる前の環境が正常に戻ってきました


その他
これが、あの「マハ」のマークだ
このノートPCに貼られてます。
マハのマーク



その後のこのPCの行方

冒頭にも書いたように、別ノートPC購入のめどが立ったので、個人売買します。
興味ある貴殿は、nagan不要品・個人売買コーナーの注意事項をお読みになって申し込んでください。
北海道の方に嫁がれていきました

では、購入希望者向けの各写真です。

背面コネクタ部
背面のコネクタ部

選択パーツ
「FDD」と「SCSI+SOUND」を選択して取り付けることができる。

「SCSI+SOUND」を選択している時は、パラレルで「FDD」を接続することができる。
要:BIOS設定変更
パラレルFDD接続

「FDD」取付時
「FDD」取付時

「SCSI+SOUND」取付時
「SCSI+SOUND」取付時

テープで止めてるバッテリー
バッテリーを止めるレバーがバカの為、テープでバッテリーを止めてます。


スペック等
CPU Intel 486DX4-100
メモリ 16M
HDD 810M
640x480カラー
DOS/V互換機です
取説はありません
動作確認用にWin95をきれいにインストールしなおしてお渡しします。
動作確認が済みましたら、OSはライセンスの関係がありますので、購入者の責任において、
削除されるか、OSの購入をお願いします。
全体写真



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