後輩がSUNを欲しがるので、久しぶりに繋いでたちあげると.. 本体がNVRAM不良で起動しない。 ということで、NVRAMを交換してみました。 「もぎとり」ではないのですが、この交換をしたときに解体した様子を紹介します。 尚、前日にジャンクなSUNのセットで購入したものも、やっぱりNVRAM不良で同症状でした。 |
全体写真
こいつが、FujiXEROXをかたっているSUNです。
SUNのロゴマークが、変なマークに置き換えられているのが悲しい。
でも、中身は100%SUNなのです。
動作の確認
とりあえず、ケーブルを繋いで起動させました。
すると...
SPARC Station IPX Keybord Present ROM Rev2.9, 32MB memory installed. Serial #xxxxxxxx Ethernet adress ff:ff:ff:ff:ff:ff, Host ID:ffffffff The IDPROM contents are invalid Boot device: /sbus/le@,c0000 File and args: Internal loopback test -- Did not receive expected loopback packet. Can't open boot device Type b(boot), c(continue), or n(new comand mode) |
と表示される
イーサアドレスと、IDPROM incarid よりNVRAMが不良と判断する
NVRAM交換の前に
本当にNVRAMが不良なのか、別に不良個所がないかを確認する目的で、
あえて、このまま、NVRAMの内容を書き換えてみます。
NVRAMのバックアップ内容を無理矢理設定すると、SUNの電源を落とすまでは、
正常に動作するはずです。
で、NVRAMの設定ですが...
私が書くより、丁寧に書かれているページがあるので紹介します
すぱあくタマ手箱
内の
SparcのNVRAMの交換のはなしを参考にしてください。
とにかく、NVRAMを交換しないで、NVRAMの内容をセットして再起動
これで、正常に起動した
ということは、やっぱりこいつは、NVRAMが不良なんだ
試しに、電源を落としてから、再起動
すると、さっきセットしたNVRAMの内容がパ〜
やっぱり...
御開帳の前に...
一応、お約束ということで、即解体せずに、本体を軽く振ってみましょう。
カラカラとか音がするようであれば、すでにもがれているか、
または、中で部品が外れている可能性があります。
部品が外れている感触のときは、解体時にパーツを傷つけないように気を付けましょう。
それと、デザインにこだわったケースは、結構隠しネジが潜んでいるので、
目をさらのようにして、黙視チェック。
腹を開けましょう
SUNは、「カパッ」と開けるのが多いです。
今回のものも、そのタイプのはず...
で、開封するネジを探そう。
後ろの電源の横(ケースの中央)に、ネジがあるのではずします。
横のレバーを押して、開けます。
すると、真っ二つに割れます
臓物の位置を確認
腹を開けたら、どこにどんな臓物があるか確認しましょう。
では、御開帳!!
ラッキー。こいつはもがれた形跡が無い
NVRAMの交換
NVRAMをドライバ等でこじだして、新しいNVRAMと交換します
(うんうん、してたら写真を撮るのをわすれた)
この交換の作業は、初めての女の子を口説くように、丁寧にするのがポイントですね。
やっぱり、左右をすこしずつ、はがすのがポイントです。
ちなみに今回交換の為に容易したNVRAMです。
中央のゾウのマークがついている2個がそれです。
後は、組み立てて、さっき設定したNVRAMの情報をもう一度設定すればOK
臓物の取り出し
これは、余計な作業なのですが..
せっかく、ここまでバラしたのだから、他のパーツも外してみました。
72ピンのパリ付きSIMM 16Mが、2枚でてきました
HDDは、Seagate ST1480(420M)が出てきました。
(しょうもないディスクだったので写真をとるのを忘れた)
その他
ちょろっと、各部の写真を..
これが、CPUの周辺の写真
これが、有名なSUNの中に住んでいる猫です。
動作確認
NVRAMも交換したし、再度NVRAMの設定もしたし...
では、再起動
もちろん動作しました。