Panasonic PanacomV24 Type2411 Kit-NPW
in もぎとりセンター
by nagan

臓物摘出日 1999年04月08日

OCNエコノミーの導入にあたり、OCN用にDNS、WEB、メールサーバといろいろと用意しなければならなくなりました。 しかし、私は貧しい生活を送っている。でも、これらのマシンが必要ということで、せこくでっちあげることにしました。
もちろん、まともにパーツを買ったら、すぐ10万ぐらいします。 メーカ製のサーバなんて、とても高くて.. というわけで、例のごとく友人に声をかけて、わしが永久貸し出ししたマシンで邪魔物があったら返却してくれ〜 とか、日本橋でパーツが詰まってそうな、ジャンクPCを購入調達となります。 で、今回の摘出手術をするものは、HDDを部品取りが目的です。
ちなみに、このマシンの購入価格は、なんと..
    ¥2,000−
これで、部品が取れるのだからいいもんでしょう。

店頭で見つけたとき、
    おっ、IBM の Master が、2000円だと〜。
    そんなに安くで売っているはずはないやろ。
    2万の間違いとちゃうか〜
と、よく型番をみたら..
    はぁ〜、パナソのPCですか?
    でも、OADGと書いてあるから、これでいいか。
と、店頭に積んであった3台をまとめて購入。
そうそう、購入するときに、PCをもって目方でドン
うん。よしよし。これは、HDDが入っている重さだ..

レジで精算するときに、店員から確認を取られました
    店:お客さん、これジャンクですよ。3台も購入するのですか?
    私:はい、ジャンクを承知で購入します
    店:これって、IBMではないですよ。質問が多いので確認ですが..
    私:いいですよ。パナソでしょ。
    店:私共の技術担当が、パナソはわからんと捨てたものですよ
    私:なんとかするから、いいですよ。
    店:もしかして、お客さんパナソのPCのこと詳しいの?
    私:いいや、今日始めて見たよ...
    店:....
という会話が展開しました。
しかし、この面はIBMのOEMに違いないと、自信を持って購入したのでした。



全体写真

全体写真

メッチャ汚い..
長いこと、どこかのオフィスで酷使されたに違いない。
でも、私は贓物が取れたら幸せです。
これって、どう見ても、IBM の Master と同じやんな〜


臓物の摘出の前に...
お約束ということで、即解体せずに、本体を軽く振ってみましょう。
カラカラとか音がするようであれば、
すでにもがれているか、または、中で部品が外れている可能性があります。
部品が外れている感触のときは、解体時にパーツを傷つけないように気を付けましょう。
今回のものは、音がしないので期待大..


腹を開けましょう
通常、パソコンは「カパッ」とあけることができます。
それを封印しているネジがあるはずです。
この子は、おけつにネジがありました。
ますます、IBMと同じです。

後ろ写真



臓物の位置を確認
腹を開けたら、どこにどんな臓物があるか確認しましょう。
ではでは、御開帳〜
やっぱり、女と一緒で、この御開帳が一番楽しみなのだ〜

御開帳

けげっ、こいつすごいホコリだ〜
まるで、クモの巣が張っているようだ
とにかく、ハイエナに荒らされた様子がない。
もしかして、この子は御開帳の経験はあまり無いのか?
どうりで、開けるのがきつかったわけだ..


動作確認
この腹を割いている状態で、動作確認しましょう。
パワーを入れる前に、各ケーブル類が接触していないかチェック
特に、もがれた形跡のあるものは、要チェックです。
このタイミングで、摘出ターゲットの臓物が正常に稼動しそうか確認しましょう
で、この子は、次のものとスペックが判明
もちろん、正常動作しました。
HDD 340M、メモリ 16M、ビデオが1024x768表示できて、HDDにWindows3.1が入っている
それも、某大手建設系のCADデータが..
こんなのを見たら目がつぶれる〜(笑)
ということで、さっさとフォーマットしましょう。

ちなみに、起動時に IBM BIOS と画面に表示されます。
やっぱり、中身は IBM なんや〜


臓物の摘出(NIC)
とにかく拡張スロットのカードが邪魔なので、取り出しましょう
で、取り出したのがこいつ..
なんと、IBM純正のNICだ

IBM純正のNIC

で、カードを取って気がついた。
こいつ、PCIバスやんけ!!

拡張スロット

こんなマシンで、PCIと遭遇するとは思ってなかった..


臓物の摘出(メモリ)
メモリーは、SIMMソケットから取り外す
で、でてきたのが、次の3枚

摘出したSIMM達

上から、8M、4M、4Mです。


臓物の摘出(FDD)
FDDの設置場所と止めているネジを確認する

FDDステーのネジ

で、FDDを取り出す
うひょ〜、メッチャ汚い..

FDDを取り出す

出てきたのは、TEAC FD-235HG です。

FDD



臓物の摘出(HDD)
HDDの設置場所と止めているネジを確認する
とにかく、ステーごととれそうなので、そのネジを取る。

ハードディスクステーのネジ上

ハードディスクステーのネジ横

そのままステーごと、引き抜くと簡単に外れます。
(うんしょ、うんしょしてたら写真撮るのを忘れた)
で、HDDを取り出せました。
しかし、HDDも汚れてます。

ハードディスク

HDDは、 WD caviar 2340 340MのIDEです。
別のマシンでローレベルフォーマットしたところ、不良セクタ無しでした。
ラッキー


臓物の摘出(CPU)
486のCPUなので、あまり興味はないのだか、一応確認ということで...
とりあえず、マザーを上から見てCPUの確認

マザー

で、ソケットからCPUを取り出す。

intel 486DX2-66

Intel 486DX2-66 が出てきました。



その他
マザーにビデオがハンダもりもりされてました。
ものは、S3 Vision 864 で、2Mのメモリです
結構まともなビデオチップを積んでいます。

ビデオ



その他2
せっかくPCIがついているので、もしかしたら興味ある方もいるかな?
今回、購入した3台のうちの1台を最低限動作する状態に組み立てて売り飛ばすことにしました。
つまり、ベアボーン状態にしてます。
しかし、この程度のマシンで、WEBサーバができちゃうのだから、幸せな世の中です。
しかも、売り値は私が購入した値段より高いと来ている。
それでも欲しい人がいそうな気が..



本日の成果

本日の成果

HDD IDE 340M WD Caviar 2340
メモリ 72Pin 8M x 1、4M x 1
NIC IBM純正 10baseT

今回、摘出した臓物は、すべて自作DOS/Vで動作流用できるの確認しました。
もちろん、FDDもばっちり使えましたよ。



その後のこのマシンの行方

贓物を摘出したらこのベアボーンには興味がないので個人売買します。
興味ある貴殿は、nagan不要品・個人売買コーナーの注意事項をお読みになって申し込んでください。

では、購入希望者向けのスペック等です。

スペック等
CPU Intel 486DX2-66
メモリ SIMM 4M
FDD付き
ISA x 3、PCI/ISA x 2
E-IDEに対応してます。
現状、FDDより、DOSが起動するのを確認しています。
ただし、動作保証無しです
キーボード、マウスは購入者で別途用意してください。
キーボード、マウスのコネクタは、PS/2です。
メモリと、HDDをセットしたら、Linuxはもちろん、Win95も動作しますね。
なんといっても、ビデオ2Mオンボード、PCIバスというのが売りですね。


ちなみに残りの2台は?

1台は、OCNのサーバとして24時間、我家で酷使されます。
もう1台は、PCIがついているのをいいことに、
ジャンクカードの動作テスト検証マシンとして余生を過ごしてもらいましょう。

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