EPSON MJ-5100C
(A3対応カラーインクジェットプリンタ)
in もぎとりセンター
by nagan

臓物移植日 1999年05月29日

日本橋にA3のカラーインクジェットプリンタを物色に行ったときに、このプリンタを発見しました。
なんと、ジャンクで4台も店頭に並んでいる
値札に書かれている症状は次のものでした。
    ジャンクA:黒か印刷されない
    ジャンクB:印字に色づれがある
    ジャンクC:紙送りエラー
    ジャンクD:フロントパネル破損
このうち、AとBを購入して2個1することで、修理して利用するこしにしました。
購入値段については秘密ということで..
でも、私が、さくっと即決するような金額だったのです..

「もぎとり」ではないのですが、この2個1のパーツ移植の様子を紹介します。
プリンタの2個1の紹介は見かけないので、ジャンクなあなたの情報源になればうれしく思います。



全体写真
全体写真

どうしても仕事でA3のカラープリンタが必要になって..
でも、貧乏世帯の我が家庭では、数万円もプリンタに軍資金を投入できません。
そんな中、このジャンクプリンタを発見したのでした。
嫁さんの「遊んでくれな〜い」という冷たい視線を背中に浴びつつ、
貧乏世帯の器材調達ということで、ご理解をいただきつつ、部屋の中で解体開始


カバーを開ける
これは、私の感覚なのですが..
プラスチックボディーでできているものは、間違いなくはめ殺しというか、ツメでとまっています
このプリンタも例外にもれず、そういう作りのようです。
また、高級なものになるほど、そういった止めているところが隠されています。
ということで、ヒネクリ回してポイントを探しました。
すると、どうも操作パネルの下にポイントがありそうです。

とにかく、インクヘッドを横に振って、パネルの周辺をチェック

ヘッドを横へ移動

ははん(ハート)。操作パネルの裏にGスポットがありました。
それも、真っ直ぐつくのではなく、ちょっと上の方を..(あれと一緒です)

操作パネルの裏のツメ

すると「あ・は〜ん」と操作パネルが取れます

操作パネルを取った

操作パネルをどけると、ホラ〜、やっぱりここにネジが...

操作パネルの裏のネジ

で、そのネジを取って、あと、左のほうにあるネジも取ります。

操作パネルの裏のネジ

そのまま、ひっくり返して、裏のツメをゴニョゴニョと..

裏側のつめ

すると、御開帳!!
ぱか〜んとカバーが取れます

御開帳



マザーの確認

一応、約束ということで、マザーの確認です。
これが、マザーを覆っているカバーです。

マザーのカバー

容赦なく、ネジを外します。
すると、なんとマザーの上に電池がのっていることを発見

マザーのカバー

その電池を取り出してみました。

電池

なんで、電池がいるのかな〜と考えると..
そうそう、高級タイプのインクジェットプリンタって、ヘッドの誤差修正をソフトで行って
それを記憶して、次回からは色ずれなく表示するんですよね。
この記録しておくためのバッテリーなんでしょう。
もしかして、今回、購入したジャンクBのものは、このバッテリーが死亡しているだけかも..
と思いつつも、ヘッド移植作業の為に解体は続く


インクヘッドの摘出

いよいよ核心部のインクヘッドの摘出です。
ここから、先は手がインクマミレになるのを覚悟しての作業です。
まず、インクヘッド部を良くチェックします。

インクヘッド部

そして、インクを取り出します。
すると、ネジがあるので外します

インクを取り出したところ

これで、インクヘッドのカバーが外れました。
次に、インクヘッドを固定しているネジを外します。

インクヘッドのカバーを剥いた

これで、インクヘッドが取り出せます。
これが、今回取り出したインクヘッドです。

摘出したインクヘッド

詰まっているインクヘッドは、カピカピに乾燥しています。


動作確認

あとは程度のいい方の部品を寄せ集めてくみ上げるだけです。
で、インクヘッドを交換した状態で動作確認です。

動作確認

もちろん、ばっちり動作しました。


考察

しかし、プリンタってこんなもんなのね..
と、作業が思ったより楽なのにびっくりしました。
インクで手が汚れるのだけがたまに傷なのですが..



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