COMPAQ PROSIGNIA300
(Pentium-75 ミニサーバ機)
in もぎとりセンター
by nagan

臓物摘出日 2000年06月18日

システム完成が近づくにつれて、動作検証がどんどん厳しくなってくる。
ユーザーの情報をまとめると、どうも特定のハードで不都合が発生するらしい。
そんな時に、そのハードを調達すべく、日本橋のジャンクめぐりに、メールで知人にクレクレ攻撃を発信..
そんなこんなで、日本橋のジャンク屋でこいつを発掘してしまいました。

ジヤンク棚に、COMPAQのジャンクが大量に並んでいた..
どいつもこいつも PRORINEA のジヤンクばかり..
私はプロリニアなジャンクはいらんのだよー..とブツブツといいながら、それでも順番にチェックする..
すると、その中に、PROSIGNIA がまじっているのを発見!!
「おおっ。数台まじっているな」と更にチェックを進めると..
おおっ、これこれ..DAT付きの PROSIGNIA を見つけた
って、値段をチェックしたら..
へっ?こんな値段でいいの?という価格..
で、店員に、こいつは何で安いの?と聞いたら..
「プロリニアと違う変なコンパックでしょ。だから安いの..」
って、私は PROSIGNIA だから欲しいのだー。とジャンクを3台抱えてレジへ行ってしまいました。

もちろん目的は、DATの部品取り、そして、HDDがでてきたら嬉しいなー..と..
さて、そのうちの一台を部品取りしてみました。



全体写真
全体写真

なんだ〜こりゃ〜というようなかわいいサーバ機です。
一般的なデスクトップ機と大差のないミニタワーサイズなのです。
しかし、小さくてもコンパックのサーバシリーズの一員なんだよねー。


ところで、いつもの目視チェック..
やっぱり小さいよなー。
サーバの風格が感じられない。
ところで、サーバらしく電源スイッチが簡単に押せないようになってます。
スイッチの写真
このスイッチのカバーに開いている穴から、ボールペンとかで突っついてスイッチをいれます。
パッと見たたたずまいが綺麗なので、こいつはハイエナされていないと思う。
ということは、きっと中身はホコリだらけだろーなー。


解体の目的
もちろん、DATです。
もうDATを使い出すと、MOとかでのバックアップには戻れません。
仕様している全マシンにDATを装着するのを目的に、こういうジャンクを漁っています。
あと、HDDえメモリがでてきたら嬉しい誤算というとこですね。


臓物の摘出の前に...その1
外見から取れそうなパーツを確認しときます。
まず、前からです。
上から、CDROM、4mmDAT、FDD

次、裏です。

後写真

うーん...
拡張素ロツトに何もない..
本当に何も拡張されていない..
こんな鯖は初めてだー
大抵の鯖はなんらかの武装がされているのだが..
ということは、そういう買っただけで増設の必要のないような規模で使用されていたということか?

背面コネクタ周り

背面コネクタ周りをチェック!!
うんうん、この子は、SCSIをオンボードで搭載しているのよね
だから、SCSIなコネクタが付いてます
そんでもって、10BaseT/2なコネクタが..
そりゃー、サーバだから当たり前でついているわいってとこか?


臓物の摘出の前に...その2
一応、お約束なので..即解体せずに、本体を軽く振ってみましょう。
うーん。小さい筐体だから振りがいがないなー
私はこんなのより、アッチをフリフリしてアンアンいわす方が大好きです..
おっと、話しがそれた..

で、ひょいともったら..
結構、重い..
なぜ?こんなに小さいのに..
小さいのに重いということは..
中身がぎっしりつまっている。
または、ボディーがすごい鉄でできている。
きっと、像が踏んでもつぶれないようなケースしているのとちゃうか?
というのの、どれかなんだけど..


臓物の摘出の前に...その3
この状態で動作確認です。
では、パワーオンって..
そうだ、こいつは簡単にスイッチが押せない..
とにかくマイナスドライバでスイッチをポン
シュイーン、カチカチとディスクが起動しています。
すると、COMPAQというロゴが画面全体に表示されてBIOS画面が..
そして、システムが入っていないと..
ふんふん、HDDは綺麗にフォーマットしてあるのね〜
BIOSが出たのでとりあえず動作OK


腹を開けましょう
こいつは、簡単に蓋があきます。

まず、左サイドパネルを横にパカッと..
では、御開帳〜

サイドパネルを開けたところ

いきなり、CPUのライザーカードが、こんにちわーと言ってきた。

逆のパネルも、うりうりとあけます

サイドパネルを開けたところ

こっちには何もない..
ちょっとがっかり..
しかし、シンプルなケースだー
シンプルということは、それだけトラブルの要因が少ないのだが..
部品取り目的の私には、悪銭苦闘して贓物を摘出する楽しみが半減するのだよねー


臓物の取り出し
では、順番に贓物を取り出していきます。
こいつ、シンプルなだけに、もぎがいのないやつです。
外す前から、さっと眺めて、ここに何があるとわかってしまう。

scsi周り



カード類を外す
さぁ、これからカード類の部品取りです。
といっても、たったのこれだけです。

CPU ライザー

ふーん。メモリは増設されてないんだー..
CPUはペンタですねー..
外してシゲシゲと眺めてみたら、Pentium-75でした。


HDDの取り出し
とにかくフロントパネルを外します。
えーい。この手のケースは逆さまにして..
ほら、ここにツメが..

ここを押す

よしよし、突っつくことならまかさんかい!!
と、やさしく、クリクリとつついたら、アハーンと開きました。

めっちゃ汚い..

なんだー、この汚さ..
思わず、絶句です。
ここで作業を中断..
嫁さんにこの状況が見つかる前に..
掃除機で吸引開始!!!

ズー、ズボー
ズー、ズボー
ズー、ズボー
ズー、ズボー
ズー、ズボー

ふー、これでいじれるぐらいまで綺麗になった..
きっと、あのホコリの中には、ダニとかの有害なハウスダストが山盛りいただろうなー

さて、気を取り直して..
デイスク類を外します。
で、摘出したのが..

CDROM

3.5インチFDD MF355F-490UC
CDROM MATSUSHITA CR-503-B(SCSI)

HDD

HDD FUJITSU M2694ESA (SCSI 1G)が2台
4mmDAT ARCHIVE 4326RP


その他、各部の写真
各部の写真です。

マザーボード

マザー

PCI/EISAのマザーです。

ジャンパの説明

サイドパネルの裏にジャンパの説明がついています。

説明



感想
目的のDATは無事、摘出できました。
メインマシンに持っていってDATの動作確認
もちろん動作OKでした。
あとは..
結構、この筐体って使い安いかも..
そもそも、SCSIな構成だし、NIC(LAN)も搭載しているのでなにかに使えそう..
そうだ、CDR焼き焼きマシンにするのもいいかも..
と、いろんな野望を抱きつつ、ジャンク棚にポイしておくことにします。



back home

Copyright 2000 nagan