ミツビシのサーバ機を点検しましたので、その時の写真を公開します ミツビシはその昔、ApricotシリーズというDOS/V機を作っていたのご存知ですか? 今となっては(2000年12月現在)、ミツビシはパソコンから撤退してますが、結構ヘンテコリンなパソコンを作ってました SONY VAIO的な路線を歩んでいたのですが、デザインと販売戦略に失敗したのか、業界では「目つぶし」と呼ばれて消えていった機種です しかし、作りはDOS/V機なのと、ミツビシは中の構造がしっかりしている。ということで、中古やジャンクのマニアな市場ではそれなりに人気があったりします。 そんなミツビシががんばって作成していたサーバ機がこれです |
全体写真
スラーっとかっこいいボディーしているでしょ。
また、パネルを閉じていたら何の機械かわからんようなデザインも、私は結構気に入っています
ただ、この子は奥行きがあるのが欠点なのよねー
解体の目的
動作するように各パーツの再設定です。
でも、そのままスイッチを入れても現状で動作するのよねー
腹を開けましょう
この手のスラーッとしたケースって、結構ネジがわかりにくいところにあったりするんです。
この筐体もそういう作りでした。
まず、フロントパネルを開けます。
おおっ、このパネル、左右どっちにでも開くぞー。
まるで、シャープの冷蔵庫のようだ
おおっ、ディスクのマウントベイがフロントに沢山..
そして、ディスクマウントベイの周りにあるネジを外します
さらに、ボディーサイドの巨大な鍵を外すと..
おおっ、サイドパネルが観音開きだー
これって、案外メンテしやすいのよねー
ほら、ご開帳〜
中身はサーバ機だけあって作りがしっかりしています。
HDDが縦にズラーっとセットできるようになってます。
こういうシンプルな作りのケースいいですね。
各カード類を外す
とりあえず、簡単にはずせそうな各カード類をサクサク外していきます。
ビテオカード
チップセットは、Cirus GD5424 です。
無難なこなれたカードがついてます
LANカード
3Com EtherLink3
メジャーな3Comのカードです。
各カードを外したところで、マザーの様子でも..
マザーには、Adaptec のSCSIがオンボードで搭載されてます。
SCSIチップは、AIC-7870P です。
これもメジャーなSCSIチップです。
ドライブ類を外す
フロントベイ、HDDベイについているドライブ類を外します。
まず、上側の5インチベイの化粧パネルを外さなければなりません。
とりあえずどうやって外すか悩んでいると..
一番上のHDDベイを引き抜いたところにツメが..
このツメを押して上段の化粧パネルをめくります
するとベイが向きだしです。
後は見えるネジを外していくだけです。
HDD
HDDは、HP C2247 (SCSI 1G) が2台です
FDD
FDDは、MITSUMI D359T5
CD-ROM
CDROMは、TOSHIBA XM-3401B
といった構成でした。
サーバ機としては無難なパーツがついていました。
その他、各部の写真
各部の写真です。
ジャンパー設定
各ジャンパー設定は、筐体サイドパネルにシールで張り付けてありました。
こういう風にマシンに記されているとメンテしやすくていいです。
HDDマウント金具
私の手元にあるマシンにしては珍しく、HDDのマウント金具が全部そろっています。
全部で8個ついてます。
ということは、8台までHDDを物理的に設置することができます。
電源コネクタ
HDD等への電源コネクタは、なんと11個もついてます。
サーバ機というからには、これぐらいはコネクタが欲しいですね。
SCSIケーブル
長いSCSIケーブルです。
これで、ディスクベイを網羅しています。
サイドパネルの冷却ファン
このファンでHDDベイ内を換気しています。
感想
全体的にサポートしやすい作りをしているケースです。
ケースの作りがしっかりしているので、マザーを入れ替えてグレードアップしても充分つかえるしろものです。
鉄のフレームなので重たいですが、サーバ機はこのぐらい頑丈でないと..