この12月は仕事にゆとりができました。 つまり、たまりに溜まったジャンク達をいじれます。 ということで、久しぶりにDual-CPUのALRをご開帳です。 私のHPを御覧になっている方はご存知と思いますが.. ALRは、Gatewayのサーバ機につけられるブランド名です しかし、昔はALRというメーカが存在していました。 それも、サーバ機を専門に扱っているメーカー 高性能、高機能を価格を度外視して追従していたメーカです。 しかし、なぜか、Gatewayに吸収され、今となっては、Gatewayのサーバブランドで名前が残っています。 もちろん、GatewayのALRも機能の追求はしているのですが、昔のALRの方が作りがよかったなー.. そんな昔のALRがスモール会社向けに作り上げたサーバがこのマシンです。 |
全体写真
スラーっとスリムでかっちょいいボディーしているでしょ。
フルタワーサーバとしては、でかすぎず、小さすぎずのいいサイズです。
フロントのアクリルパネルの曲面加工なんていいデザインしています。
昔はサーバ機は高価だったので、こういったデザインにも凝れたたのかもしれません。
解体の目的
動作するように各パーツの再設定です。
でも、そのままスイッチを入れても現状で動作するのよねー
腹を開けましょう
こいつは、簡単に蓋があきます。
まず、後ろにあるネジを6本外します
そして、スルスルとボティーを後ろにずらすと..
ほら、簡単にご開帳〜
中身はサーバ機だけあって作りがしっかりしています。
HDDをセットするエプロンなんていい仕事しています。
店頭で1万程度で売られているケースと比較したら雲泥の差です。
ここで、注目して欲しいのは、このデカイ電源です。
なんと、このボティーに450Wが搭載されています。
サーバ機と名乗るからには、400Wを越えるのは当たり前というとこか?
電源容量については、日本の大手メーカさんも見習って欲しいものです。
電源容量が大きいことはいいことなのだー
各カード類を外す
とりあえず、簡単にはずせそうな各カード類をサクサク外していきます。
ビテオカード
チップセットは、Trio64です。
無難なこなれたカードがついてます
CPUカード
Intel Pentium 133 が Dual で搭載されています。
メモリは、全部で80M搭載されています。
LANカード
3Com EtherLink3 3C597TX 10/100Base-T
メジャーな3Comのカードです。
RAIDカード
Myrex DAC960PL メモリ4M
本格的な正真正銘のSCSI-RAIDカードです
各カードを外したところで、マザーの様子でも..
フロント側にもファンがついてます。
ドライブ類を外す
5インチベイについているドライブ類を外します。
上から..
FDD、4mmDAT、CDROM、RAIDベイです
RAIDベイについては、HDDをマウントする金具が無いので、かざりですね。
HDDとFDD
HDDは、HP C2247 (SCSI 1G)
FDDは、EPSOM SMD-1300
CD-ROMとDATは写真を取り忘れました
CDROMは、MATSUSHITA CR-503B
4mmDATは、ARCHIVE 4326RP
その他、各部の写真
各部の写真です。
ジャンパー設定
各ジャンパー設定は、筐体の天井にシールで張り付けてありました。
こういう風にマシンに記されているとメンテしやすくていいです。
問題箇所
フロントパネルのヒンジ部が破損。そしてパネルの留め具が利かなくなってます
おかけで、パネルを閉じた状態にするには、フロントの鍵を閉めるしかないです。
感想
昔はサーバ機というと、こんな丁寧な作りをしたものがほとんど..
良いマシンは、何年間も連続稼働されていても、内部は錆もうかずにこんなに綺麗なものなんです。
最近のサーバ機をコストを下げるためか、こういういい作りをしているものは少ないですね