DECなマシンを入手したので、手持ちの古いDECサーバを処分(部品取)にしようかと点検してみました その中で、まだ原型を留めていたものを紹介します。 # ほとんどのものはパーツ取りして抜け殻になっていた この機種は小さいながらも、DECのミニサーバのカテゴリーに入ります 筐体も頑丈な作りで、さすがDECだなーという感じです。 やはり、ミニコンやWSを扱ってきたメーカだけあってマシンの設計もしっかりしております。 かくいう私もDECなマシンのファンです。 |
全体写真
スラーっとスマートなデザインをしてます。
まさに Sinple is the Best!! の王道です。
事務所にスムーズに溶け込む、こういうデザインもいいですね。
私はこの手のデザインも好きですが...
これよりも、SUNやDELLサーバが採用しているワッフル柄でカラフルなカラーリングが好きです。
でも、このDECのようなカラーリングが飽きがこないのも事実なのよねー
長いこと付き合うには、派手でちゃらちゃらしたネーちゃんより、地味なネーちゃんの方が味がある。
というのと一緒だろうか..
解体の目的
一応、動作するかの点検目的です。
なにぶん、長いこと倉庫に封印してましたので..
腹を開けましょう
こいつは、簡単に蓋があきます。
まず、裏面のカギをオープンにしますす。
後ろにあるハンドルを握って後ろにスルススライドします
ケースがしっかりしているのか硬い時がありますが、
まっすぐ後ろに首筋をなでるようにスルスルとひけばOKです。
ほら、簡単にご開帳〜
サーバ機なんだけど、中身はすっきりしてます。
まるで自作機と一緒な作りなのですが、各パーツの組み付けがしっかりしてます
また、部品構成もいいところを使っているんですよねー
ドライブ類を外す
5インチベイについているドライブ類を外します。
FDDベイを外します。これでFDDとHDDが外れます
あとは5インチベイのものを順番に外します。
では、外したドライブ類です。
HDDとFDD
HDDは、Quantum ProDrive 1225S (SCSI 1.2G)
FDDは、YE-DATA YD-702D
CDROMとDAT
CDROMは、TOSHIBA XM-5401B (SCSI)
4mmDATは、SONY SDT-5010
CPUドータボードを外す
この娘は、CPUがドータカードに載せる形になります。
つまりドータカードの変更だけで、いろんなCPUに対応しようと設計されてます。
事実、筐体のデザインはそのまま、マザーもそのままで、CPUのモデルが異なるタイプがたくさん存在します。
このネジを1本取るだけです
後は、ボードを引っ張ってマザーから外すだけです。
取り出したドータボードです。
VRMモジュールが付いているとこなんてなんともマニアっくかな?
さて、電源を取ると、あとはマザーだけです。
ちなみにマザーには、SCSIチップ(Adaptec)、NIC(DEC)、VIDEO(GD-54XX)
といったものがオンボードで至れりつくせりです。
その他、写真等
上部のドライブと、下部のマザーのところには、ケーブルの取り回しが楽なように、サイドにシャーシが開きます
こういう細かいケース設計がいいですね。
マザーのジャンパー設定等がサイドパネルの裏に貼ってあります。
これがあるとメンテが楽でいいです。